2021年冬の反省を活かして今年こそは乾燥に負けないぞ!と意気込んだものの、みるみるうちに肌治安が悪化してしまった2022年の冬。
1月までトラブルなくすごせたことに油断して軽めのスキンケアに変えた結果、2月に入ってから乾燥・皮むけ・赤みがおこったひどい状態になってしまいました。

数日すれば治まるだろうと甘くみて放置したのが馬鹿だった……

一番ひどいときは「顔が真っ赤に腫れてない?」っていわれてたね
皮膚科に行く時間がなかなかとれず、どうにかしなきゃと救いの手を求めたのがイハダの薬用バームです。
これまで何度もイハダのアイテムに助けられ絶大な信頼を寄せていたものの、過去一でとんでもない肌荒れをおこしてしまったので期待と不安が半々。
なにもしないよりはやった方がいいだろう!ととにかく使い始めてみることにしました。
結果、みるみるうちに回復していき驚くほどの保湿力を実感!
イハダのバームを使う前よりもやわらかで水分に満ちあふれる肌になり、本当に使ってよかったと思えるアイテムです。
薬用バームとクリアバームをそれぞれ3個以上使って気づいた2タイプの違いについて、肌感覚をふまえてご紹介します。
- 乾燥・赤み・皮むけなどのトラブルをどうにかしたい!
- ワセリンがニキビを悪化させないのか心配
- イハダのバーム2タイプの違いを知りたい
イハダのバームに出会って地獄の肌トラブルから救われた
化け物級の保湿力・抗炎症パワー

イハダ 薬用バーム
1,485円(税込)
イハダの薬用バームは2022年冬の激肌荒れを救ってくれたお助けスキンケアアイテムです。
わたし的冬の三大トラブルである乾燥・皮むけ・赤みがおこったトラブル肌をやさしく労わるように静め、健康的な肌状態に整えてくれました。
使う前の肌状態
- フェイスラインの乾燥とかゆみ
- 口周りの皮むけ
- 腫れてると疑うほどの赤み
フェイスラインは乾燥がひどすぎるあまり、かさぶたができてるのでは?と疑うほどゴワゴワ・ガサガサに。
過去一の肌荒れが起こっていたものの皮膚科に行く時間がとれず、藁にも縋る思いで購入したのがイハダの薬用バームです。
2021年の冬に肌荒れを起こしたときは美白タイプの薬用クリアバームに助けられたので、今回はスタンダードな薬用バームを使ってみました。
成分のポイント
- 高精製のワセリン:肌の水分蒸発を防ぎながら外部刺激から肌を守る
- グリチルレチン酸ステアリル:炎症を抑える働きをもつ有効成分
高精製のワセリンベースで敏感肌の方にもやさしい処方です。
不純物を限りなく取り除いた高精製のワセリンベースにより、乾燥ダメージが悪化して赤みやかゆみを起こしていた肌でも刺激感なく使えました。
ワセリンは化粧水のように水分を与えるような保湿の役割ではなく、紫外線や花粉などの外部刺激から肌を守る保護(エモリエント)の役割をもちます。
角層内の水分を逃さないようフタをしてくれるので、バリア機能が正常に整い肌のうるおいが保たれた結果、保湿につながるのです。

化粧水や乳液で水分は足りてたけど保護力が足りなかったってことか~

腫れたような赤みと砂漠のような肌荒れ状態だったけど、イハダの薬用バームを取り入れてから4日で元の健康的な肌状態に回復したよ!
イハダ 薬用バームのココがすごい!
- 肌バリア力をぐんとアップしてくれる
- 水分が蒸発しにくくなったおかげでやわもち肌になった
- ニキビの上からでも安心して使える
イハダのバームは違いを知れば上手に使い分けできる!
イハダのバームは保湿に特化したシンプル処方の「薬用バーム」と、美白効果のある「薬用クリアバーム」の2タイプがあります。

この記事で主にご紹介しているのは肌荒れ中にぴったりな「薬用バーム」です
2023年1月現在、薬用バーム4個目使用中であり、薬用クリアバームは3回使ったことがあるので、2タイプの違いや使い分けがわかるようになりました。
【成分】肌荒れを和らげる or 保湿と美白のバランス
薬用バームのキー成分
グリチルレチン酸ステアリル:抗炎症
薬用クリアバームのキー成分
グリチルリチン酸ジカリウム:抗炎症
トラネキサム酸:美白、抗炎症
イハダのバーム1つ目の違いは、処方のカギとなる有効成分です。
薬用バームと薬用クリアバームのどちらにも肌荒れやニキビなどの肌トラブルを防ぐ抗炎症成分が配合されていて、クリアバームのみ美白成分のトラネキサム酸が配合されています。
すでになにかしらの肌トラブルが起こっているときや、肌コンディションがゆらぎそうなときは、グリチルレチン酸ステアリル配合の「薬用バーム」がおすすめです。
2つの抗炎症成分の違い
- グリチルレチン酸ステアリル:クリームやオイルに配合されることが多い油溶性の抗炎症成分
- グリチルリチン酸ジカリウム:化粧水や乳液に配合されることが多い水溶性の抗炎症成分
どちらとも抗炎症作用をもつ有効成分。
なかでも肌荒れにアプローチするなら油溶性のグリチルレチン酸ステアリルの方がおすすめです。
肌表面を覆う皮脂や角層を構成する細胞間脂質は脂質であり、油溶性成分の方が浸透しやすくパワフルに発揮します。

イハダの薬用バームでグリチルレチン酸ステアリルのすごさを実感してから欠かさずスキンケアに取り入れるようになりました!
どちらのバームも低刺激処方ですが、薬用バームは弱酸性なのもポイントです。
肌のpHを理想的な酸性側に整えることでターンオーバーの正常化を促し、肌環境をすこやかに保つことにつながります。

弱酸性を売りにしたスキンケアアイテムがあるのはそういう理由なんだね
【使用感】濃密な包容力 or ふわしっとり
薬用バームの使用感
- こってりだけど体温でじゅわっと溶ける
- 肌を守るように包み込んでくれる濃密な包容力
- ツヤっぽく仕上がる
薬用クリアバームの使用感
- するっとよく伸びる
- やさしさを感じるエアリーな付け心地
- ソフトマットに仕上がる
イハダのバーム2つ目の違いは、テクスチャー・使用感です。
美白効果のある薬用クリアバームの方が伸びがよく使いやすいテクスチャー。
ほかメーカーのワセリンを使って特有のべたつきが気になった経験がある方は、べたつかない薬用クリアバームから試してみてもいいかもしれません。
軽い付け心地でぬったあとはソフトマットな仕上がりなので、ベースメイクの邪魔にならないのも魅力です。
薬用バームはベタベタするとのレビューをみかけますが、わたし的にはまったく気になりませんでした。
むしろこってり濃密な付け心地により乾燥や摩擦から肌が守られている安心感があり、どんな肌トラブル中でも抵抗なく使えます。

後ほどご紹介する使い方をマスターすれば心地よく使えるはずだよ
【まとめ】肌トラブル・季節にあわせて選ぼう
薬用バーム | 薬用クリアバーム | |
---|---|---|
価格(税込)/容量 | 1,485円/20g | 1,760円/18g |
キー成分 | グリチルレチン酸ステアリル【抗炎症】 | グリチルリチン酸ジカリウム【抗炎症】 トラネキサム酸【美白】 |
使い心地 | ・あらゆる刺激から肌を守ってくれる抜群の包容力 ・しっとり、なめらかさが長時間つづく | ・伸びがよく肌なじみよし ・べたつかずサラッと仕上がり |
こんな人におすすめ | ・とことん保湿力を高めたい ・ヒリヒリと刺激を感じやすい敏感肌 ・乾燥や花粉などの刺激で肌がゆらぎやすい | ・とにかく使い心地重視 ・保湿も美白もどちらもかなえたい ・ニキビ跡が気になる |
美白成分が配合されている薬用クリアバームの方がちょっとお高めです。
この記事でご紹介した薬用バームは、肌を乾燥や摩擦から守ることに特化したシンプル処方であり、抗炎症作用をもつ成分がキーポイント。
低刺激設計であることに加えて弱酸性の処方なので、敏感肌の方や肌がゆらぎやすい方にぴったりです。

どちらもノンコメドジェニックテスト済みで低刺激設計なのが共通点!

ニキビが気になる方も抵抗なく使えるね
ちなみにわたしは、乾燥や花粉などで肌コンディションが悪化しやすい12月~4月に薬用バーム、季節の変わり目である5月~6月・10月~11月に薬用クリアバームを使うことが多いです。
ニキビ跡が気になる部分だけ美白効果のある薬用クリアバーム、乾燥しやすい部分は肌荒れ防止効果の高い薬用バーム、という使い方もおすすめ。

季節や使用感で選ぶのもありです
2タイプのバームはそっくりな見た目なので、まちがえて選ばないよう要注意!

薬用バームの方がちょっとごつい容器だよ

【要チェック】バームの上手な使い方

イハダのバームはジャータイプなので、劣化を防ぐためにスパチュラや綿棒を使います。
顔全体にのせるときの適量はパール大1~2くらいです。

ワセリンと比べるとやわらかなテクスチャーですが、乳液やクリームの方が使い慣れている方にとっては扱いにくいかもしれません。
そのまま肌にのせると固形のまますべってしまいうまく馴染みにくいのが気になっていましたが、しばらくの間使っていると室温でテクスチャーが変わると気づきました。
テクスチャーの変化
- 冬(室温15℃以下):固め。あらかじめ伸ばしておく必要あり
- 春以降(室温20℃前後):やわらかい。そのまま肌にのせても馴染む

冬に使うときはあらかじめ手の甲や母指球にバームをのせ、薬指でクルクルと溶かすようにやわらかなペースト状にしておくと、薄く均一にぬり広げられます。
ペースト状にしたものを力が入りにくい薬指や中指を使ってやさしく伸ばしたり、ポンポンと軽くスタンプをおすようにのせる使い方がおすすめです。

特に炎症がおこっている部分に使うときはやさしくのせてください
バームはこんなときに使える!
イハダのバームは肌のバリア機能を整える保護力が高いスキンケアアイテム。
乾燥が気になる冬はもちろん、花粉で肌荒れを起こしやすくマスク内が蒸れ始める春にも使い勝手のいいアイテムなんです。
こんなときにバームが役立った!
- マスク擦れや蒸れが気になる
- 花粉症で鼻周りが荒れやすい
- 肌荒れでスキンケアがしみる
- 涙で目周りがヒリヒリする
- ニキビを悪化させたくない
長時間マスクをつけたまますごすとマスクの擦れだけではなく、呼気による蒸れで肌がヒリヒリしがちなわたし。
マスクを外したとき一気に水分が逃げてしまい、パリパリと感じるほど乾燥してしまうこともありました。
肌の不調を感じたタイミングでバームを使うと炎症が落ち着き刺激感も収まるので、外出先でも使えるようポーチに入れておくと助かるはずです。

ポーチに入れてもかさばりにくいサイズだよ
イハダのバームを取り入れるときの注意点
イハダのバームを使い始めたことで乾燥や皮むけ、赤みなどのトラブルが落ち着きすっかり肌状態がよくなりました。
一方でちょっと気になるポイントもあり、バームを上手に取り入れるにはコツが必要だなと感じています。
上手に使うコツ
- 厚くぬりすぎない
- 翌朝は濃密泡できちんと洗顔
- がっつりベースメイクをするときは避ける
ひどい乾燥状態の場合、早くどうにかしようとたっぷりのせたくなりますが、個人的にはおすすめしません。
厚くのせると翌朝の洗顔でバームがしっかり落としきれず、肌がベトっとしたままに。
朝の洗顔でしっかり落としきれるよう、多くぬったり厚みをもたせたりしないのがベストです。
ワセリン=ニキビができるは言いすぎかも?

なんとなくワセリンを使うとニキビができやすいイメージありませんか?
わたしも初めてイハダのバームを使うときはかえってニキビが悪化してしまうのではないかと心配でした。
「ワセリン ニキビ」と検索すると、
ニキビ肌にワセリンは要注意!
ワセリンはかえってニキビが悪化する
などと不安に感じる内容もありますが、実はワセリンを使うからといってニキビが悪化するわけではありません。
たしかに純度の低い黄色ワセリンをむやみに使うと、かえって毛穴詰まりを引き起こしたり刺激を感じて悪化したりする可能性があります。
しかしイハダのバームは高精製のワセリンかつノンコメドジェニックテスト済み。
個人的には「クリームを使うとニキビができるから代わりに乳液を使ってる」という方にこそおすすめです。
なぜならワセリンはニキビの元であるアクネ菌のエサになる油脂ではないからです。
ニキビができるまで
ニキビができるファーストステップは毛穴詰まり。
汚れを落としきれていない、保湿が不十分でターンオーバーが乱れるなどの原因で毛穴がふさがる。
毛穴がふさがった状態が続くと分泌される皮脂の行き場がなくなる。
エサである皮脂がたっぷり・酸素に触れないというアクネ菌にとって好条件の環境になり増え続ける。
炎症が進むと赤ニキビになり、悪化して膿をもつと黄ニキビに。
赤ニキビや黄ニキビを放置すると肌の奥まで破壊され、ニキビ跡やクレーターになる可能性あり。
注目ポイントはステップ2にある”アクネ菌が皮脂を栄養素として増殖する”です。
クリームを使うとニキビができやすいと感じるのは、クリームに配合されている油脂が原因だと考えられます。
油脂にあてはまる成分
アルガンオイル
オリーブ果実油
シア脂
etc.
クリームに配合されていることが多く聞き馴染みのある成分ですよね。
一方ワセリンは同じ油性成分であるものの、アクネ菌のエサにはならない炭化水素に分類される成分です。

ミネラルオイルやスクワランもワセリンと同じくアクネ菌のエサにならない炭化水素の成分です
ノンコメドジェニックテスト済みであることからわるように、ニキビができやすい方でも悪化を心配することなく保湿力を高められます。
実際にイハダのバームを使い始めたとき、赤ニキビがいくつもある状態でした。
ニキビの上から薄くバームをぬり一晩たつと、悪化せずに治りかけの状態に。
保湿不足から皮脂分泌が過剰になりさらにニキビが増えるという悪循環になっていたんだ!と気づき、あらためて保湿の大切さが身にしみました。

化粧水で水分を与えたりワセリンでバリア機能を高めたりニキビ肌にあった保湿が大切だね~
さいごに
古い角質が残ったままだったりメイクノリの悪さにつながったりするので、薄くのせ朝はモコモコ泡でしっかり洗顔することをおすすめします。

かなり薄づきでもしっかり保湿力を発揮してくれるよ
日焼け止め、下地、ファンデーションとがっつりベースメイクをするときは、イハダのバームを避けた方が◎
バームがのったままベースメイクを重ねると、肌に密着せずムラになりやすい・ポロポロとカスがでてしまうなどのデメリットがあります。
実際にバームでスキンケアを完了させたあと日焼け止めとパウダーのみで仕上げると、パウダーを重ねている時点でカスのようなものがでてしまいました。
ベースメイクアイテムとの相性があるので、様子をみながらメイクを重ねていくor夜だけバームを使うなど工夫をしてください。

ちなみにスキンケアして1時間以上経てばベースメイクがきちんとのります!
2022年冬のトラブル肌はイハダの薬用バームに救われたといっても過言ではありません。
口周りの皮むけがニキビ治療薬(ディフェリン)の副作用に似ていたので、もしやディフェリンが悪さをしているのでは?と思いましたが、ただの保湿不足だと気づきました。
スキンケアではついエイジングケアや美白に注力しがち。
しかし今回の経験で基本である保湿をおろそかにしてはいけないと改めて実感しました。
特にニキビ肌の場合、油分を最小限にするためクリームを使わず乳液でフタをすることも多いので、湿度が下がる1~2月はバームを使った保湿力強化が大切ですね。
- 商品名:イハダ「薬用バーム」〔医薬部外品〕
- 価格(税込)容量:1,485円/20g
- 発売日:2018年2月21日
- キーワード:高精製ワセリン/パラベン(防腐剤)フリー/アルコール(エチルアルコール)フリー/無香料/無着色/敏感肌処方/ノンコメドジェニックテスト済み